本プロジェクトが、中規模に運用されているボットでありながら、なぜそのソースコードを公開しているのか、および運用上の制限についての考えをここに記します。
本プログラムを一般に公開している理由は、主に以下の3点に集約されます。
本プログラムは、VOICEVOX や OpenJTalk といった、優れた自由ソフトウェア(オープンソースソフトウェア)の恩恵を受けて成り立っています。先人たちが築き上げた共有財産を利用して利益を享受しながら、自らの成果物のみを非公開(クローズドソース)にすることは、開発者としての信義に反すると考えています。
なお、本プログラムは GNU General Public License v3.0(GPLv3) のもとで公開されています。
現在、Discordにおける読み上げ用ボットの多くは、中身が非公開のまま提供されています。私たちは、この分野に透明性の高い選択肢を増やすことで、技術全体の健全な発展に寄与したいと考えています。
高い安全性が求められる組織や個人の環境において、外部のサービスに依存せず、自身の管理下で運用(セルフホスト)したいという需要は正当なものです。ソースコードを公開することで、利用者が自ら安全性を確認し、必要に応じて独自の環境で動作させる権利を確保できます。
本リポジトリには、動作に必要な設定の雛形(env.example など)をあえて含めていません。これには明確な意図があります。
本プログラムは大規模運用を前提とした複雑な構造を持っており、正しく運用するには相応の知識が必要です。設定手順を簡略化して提供するのではなく、「自力でコードを読み解き、必要な設定を構築できる」技術力を持つ方にのみ利用を限定することで、開発の持続可能性を維持し、本当に必要な改良に集中できる環境を守っています。
本リポジトリで公開しているバージョンは、運用中のものより古いものです。そのため、既に解消済みの問題が含まれている場合があります。Issue や Pull Request による改善提案への対応は、基本的に行っていません。
本プログラムは「現状のまま」提供されるものであり、動作の完全性や特定の目的への適合性を保証するものではありません。本プログラムの利用によって生じたいかなる損害についても、開発者は一切の責任を負いません。自己責任での運用をお願いいたします。